映画「美しき緑の星」のあらすじ+カットされたシーンを解説&考察

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『美しき緑の星』ってどんな映画?

 

 

 

美しき緑の遠藤です。
美しくはないです。

今回は、何かとヤバい噂がつきまとう映画『美しき緑の星』をレビューします。

発禁になったとか、問題のシーンがカットされたとか、そういう意味での「ヤバい」ですね。

でもこの映画ね、めちゃめちゃ面白かったんですよ。

ストーリーを三行でざっくり解説すると、

  • 天国みたいな星に住むエイリアンが、地球にやってきました
  • 空気汚い!食べ物が産業廃棄物!なんだこの星!
  • じゃけんエイリアンの素晴らしい教えを広めましょうね~

っていう話になるんですけどね。
なんじゃそりゃって感じですが、ちゃんと面白いですよ。

ジャンルは一応コメディになると思います。

コメディってことで結構笑えるシーンが多いんですけど、一方でコアなファンの間では「ものすごく勉強になる映画」としても非常に人気が高いんです。

どれぐらいコアかって言うと、毎年のようにこの映画の自主上映会をするほど重度のファンです。

もう、ファンっていうかガチ勢です。
むしろ信者ですよ。

『美しき緑の星』教の信者。

すももくん
すももくん
あなたはコリーヌ・セロー監督神を信じますか?

敬虔な教徒達が、この映画から大事なことを学べるってことで、幾年も幾年も布教しているのです。

因みにわたしは別に信者ってわけじゃないんですが(←こういうこと言う奴に限って信者)、この映画から学べることは非常に多いと感じます。

なので是非とも、DVDを手に取ってみてもらいたいと思っています。

いや、やめといたいいかな?

まあ別に観ても良いですけど・・・うーんw

詳しくは後述しますが、結構コメントに困る映画です。

映画『美しき緑の星』のあらすじ

というわけで、ここから先はネタバレ全開ストーリー解説です。

DVD買う気無いけど、一応ストーリー気になるから知りたいって人と、
ネタバレとか関係無く楽しめる人のために、

分かりやすく解説しようと思います。

尤もこれ、ネタバレ見てても普通に楽しめるタイプの映画なんですけどね。

「意外な人物が死ぬ」とか「終盤に思わぬ黒幕が判明する」とか、そういうの一切無いので。

では行きましょう!

La Belle Verte2.png※『美しき緑の星』PVより引用

まず、この映画、エイリアン達(上の写真の人達)による地球ディスから始まります。

全力フルスイングです。

未だに自動車が走っていて交通事故で大勢死ぬとか、男尊女卑やら年功序列やら人種差別がずっと続いている野蛮な惑星だとか、もう言いたい放題です。

「ウチらの星では差別とかないけど、あの星はねえ(笑)」

みたいな感じですね。
いやその物言いは差別なんじゃないの?って感じなんですがw

で、なんでこの人達は他所の星の話をしてるかというと、この人達には「星外派遣」っていう任務があるからなんですよね。

地球みたいな野蛮な星に、仲間の誰かを派遣して、文明の発展を促してあげようという試みらしいです。

こういうのって大抵「我々が土地を管理してあげよう」とか、そういう侵略者気質の奴の言い分なんですが、この人達はマジで何の悪意も無くボランティアでやっているようです。

というのも、この『美しき緑の星』に住む人達は富の格差とか支配者層みたいな概念が一切無い(昔はあったけど、とっくに卒業した)社会に住んでるんですね。

そもそも他の星を侵略するという発想自体が無いんですよ。

なので、心底善意から、「地球文明も早く貧富の格差から解放されてほしい!」

・・・と思っているのですが、じゃあ自分があの蛮族の星に行きたいかというと、話は別みたいで。

「ナルボ星とかクリスト星とかだったら派遣されてもいいけど、あの星はねえ(笑)」

みたいな感じですね。
だからそれは差別なんじゃないのw

la belle verte1.png※『美しき緑の星』PVより引用

しかしそこで、「ミラ」という一人の中年女性が立ち上がりました。

彼女こそがこの映画の主人公であり、後に地球でドタバタコメディを引き起こす張本人でもあります。

ミラは2人の息子に反対されるんですが、それでも押し切ってたった1人で地球に出かけてしまいます。

そうですね。
普通に息子2人居るんですよね、主人公のミラさん。

しかもどっちも子も明らかに成人しています。(写真右端にチラッと映っている青年がそれです)

普通だったら、星の常識に縛られない少年少女が、こっそり地球に行ったりとか、何かの事故で地球に不時着したりとかってのがセオリーじゃないですか。

そして、地球でボーイミーツガールして~、みたいなやつw

実際、ミラの故郷にそんな男性が居たらしく、地球人の女性と結ばれて子をもうけたのだとか。

そしてその子が、他ならぬミラなのだとか。

そうなると当然、ミラさん的には気になる。
ママの故郷だった地球とかいう星が超気になる。

気になるので行ってみました。

そういう導入なんですよね。

la belle verte3.png※『美しき緑の星』PVより引用

さて、ミラは地球上のとある街に辿り着くのですが、初手からいきなりやらかします。

とりあえず道行くおっさんを捕まえて、

「すみません、ここはなんて国なんですか?・・・あっ、フランス!へ~っ」
「で、なんていう街なんですか?・・・あっ、パリ!へ~っ」

と、爛々と目を輝かせながら尋ねます。

傍から見たらただの頭おかしい人です。

案の定、おっさんは「バカにしてんのか」と憤慨しながら去っていきますがその時、

『グウゥ~~~~~・・・』

腹の虫のような音が鳴り響き、おっさんはいきなり靴を脱ぎ捨てて裸足になって歩き出してしまいました。

この後もミラは、

「肉屋ってなんで動物の死骸展示してんの?」とか、
「私が今喋ってるのって何語かしら?」とか、

目が合った人に片っ端から不審者ムーブをやらかします。

そしてその度に、

『グウゥ~~~~~・・・』

と、また謎の腹の虫が鳴り響きます。

で、ミラに話しかけられた人が、買ったばかりの肉をしげしげと見つめ始めたり、木に抱きついたりと、ミラ以上の不審者に成り果てるんですね。

なんだこの映画w
DVDメルカリに流していい?

でもこれは後に詳しく解説するのですが、ミラが持つ、ある特殊能力によるものなんです。

さてさて、

星の文明度を引き上げる「星外派遣」のためにやってきたミラですが、彼女は早速大きな問題にぶち当たりました。

食べ物です。

今、わたし達が当たり前に食べている食料品は、そのほとんどが添加物がたっぷり含まれています。

フライドポテトありますよね?

あれの原材料名見たら、「植物油脂」とか書かれてるじゃないですか。
植物性のヘルシーな油みたいなやつ。

ああいうのがまさに「添加物」。

詳しくは「トランス脂肪酸」で調べてほしいんですが、ミラにとって、この手の食べ物は毒物でしかありません。
(まあ、地球人にとっても普通に毒なんですが・・・)

ベンチに腰掛けてハンバーガーを口にしたミラは、

「美味しいわね!ん?あれ?なんか胃の辺りが」

「お゛お゛お゛お゛え゛え゛え゛え゛」

ってなってしまいました。

時間差で来るのがリアル。

もし、知り合いに食品添加物避けている人が居たら、マクドのハンバーガーとか奢るのは絶対やめましょう。

末代まで祟られます。

絶対やめましょう。

しかし、ハンバーガーがお口に合わないんじゃ、任務どころじゃない!

ミラは故郷に居る息子達にテレパシーを送り、息子達の助言で生まれたばかりの地球の赤ん坊を探すことに。

これで、当面のエネルギー問題は解決です。

赤ちゃんはマクドと違ってエネルギーがクリーンだからな!

(先に言っておくと、赤ちゃんを食べるとかじゃないですので安心して下さいw)

というわけで、新生児を求めて病院にやってきたミラ。

病院の手続きとかよく分からないので、とりあえず不法侵入。
しかも夜中にこっそりです。

当然みたいな顔してするっと潜り込んでて笑います。

そして、発見した赤ちゃんを優しく抱っこ。

なんだこいつw

母親でも何でもない謎のおばさんが夜中に突然現れて赤ちゃん抱っこ。

たまたま居合わせた看護婦さんはこんな顔→( ゚д゚)になってます。

不審に思った看護婦さん(マーシャさんっていうらしい)が声をかけると、

マーシャ:何してるんですか?

ミラ:この子と私を充電してて。

マーシャ:えっ

ミラ:えっ

ミラ:抱っこすると赤ちゃんと私両方ともHP回復する仕様になってて。

マーシャ:えっ

ミラ:因みにこの子母親居ないってのもテレパシーで分かって。

マーシャ:なにそれこわい

成立しない会話。
思ったんですけど、ミラって説明があまり上手じゃないですよね。

「言えば分かってもらえる」みたいに思ってるフシがあるというか。

ともあれ、赤ちゃん抱っこすれば何も食べなくても平気っぽいです。

la belle verte4.png※『美しき緑の星』PVより引用

すると、騒ぎを聞きつけた医局長がやってきました。

いかにも「俺は医者だぞ」って感じの傲慢なお医者さんです。
名前は「マックス・マロン」っていうらしい。

ミラ:あなたがこの子のお父さん?可愛い子ですね^^

マックス:誰に向かって口きいてるんですか?ワイは医者やぞ。

ミラ:え~っ、あなた本当は善人っぽく見えるんですけど。

マックス:母親に「この子を引き取りに来い」と伝えて下さい。

ミラ:いや、私フランス来たばかりだし・・・。

マックス:そうですか、続きは警察署でよろしくお願いします。

ミラ:警察って?

会話のドッジボール過ぎる・・・。

いよいよ埒が開かなくなったミラ。

しかしここで、故郷の星直伝の必殺技を発動!

la belle verte5.png

la belle verte6.png※『美しき緑の星』PVより引用

ミラ:喰らえ!『接続解除』!(謎のジェスチャーをしながら)

la belle verte7.png

la belle verte8.png※『美しき緑の星』PVより引用

マックス:グワーッ!(後ろに吹っ飛ぶ)

いきなり武力行使に出るミラ。

おいおい野蛮人を救済するんじゃなかったのかw

・・・と思いきや?

ミラ:任務があるのでしばらくお宅に泊めて下さい♪

マックス:いいよ♪

ミラ:やったぜ。

なんとマックス局長が、急に協力的になりました!

洗脳か?
洗脳なのか?

横で看護婦のマーシャさんがまたこんな顔→( ゚д゚)になってます。

これが、レビュー冒頭でも触れた、ミラの特殊能力『接続解除』です。

la belle verte9.png※『美しき緑の星』PVより引用

接続解除には「弱」と「強」の2種類があります。

「弱」はオート発動。
ミラと会話を交わした人が、一時的に『接続解除』されます。
序盤のシーンで、人々が腹の虫みたいな音と共に奇行に走り出したのがそれですね。

そして、マックスに使ったのが「強」。
こっちは、ミラが『再接続』を使うまで、ずっと『接続解除』の状態が続く技です。

じゃあ、そもそも『接続解除』って何なのか?
何の『接続』から『解除』するのか?

ということなんですが、

これは、固定観念からの解放を意味します。

固定観念は主に、思い込みや執着などのことで、これはどんな人間でも深く染み付いています。
(もちろん、これを書いているわたしもそうです。)

例えば、副業を一切したことがないサラリーマンにとっては、「お金が足りなかったら節約しかない!」という発想しかありません。

本当は、ランサーズなりクラウドワークスなりに登録すれば普通に仕事はあるし、ブログで稼いでる奴がチラホラ居ることも知ってるのに、絶対にやらない。

だってやったことがないし、多分向いてないし、だったらもう節約しかないかなって感じになるんですね。

世の中の9割の人は「昨日までと同じ生き方でも別に良いや」って思うし、それ以外のことは「分からない」「理解できない」で終わってしまいます。

ましてや、ミラのような人物が目の前に現れて、「マクドのハンバーガーなんて産業廃棄物よ!さあ、そんなもん焼却炉に放り込んで明るい未来へレッツらゴー!」とか言われても、

「こいつ頭おかしいのかな・・・」

で終了です。

だって、今のままでも別に困ってないからね・・・。

それを力づくで何とかするのが、『接続解除』。

昨日までの自分から、

バチッ!

と強制的に切断して、

固定観念一切ナシで行動するように促すのですね。

映画に話を戻しますが、マックスも『接続解除』が直撃したことで、

マックス:このおばさん、赤ちゃん抱っこするだけで生きていけるんか。じゃあ、させてあげよう!

マックス:このおばさん、宿無しなのか。じゃあ、泊めてあげよう!

っていう感じになりました。

謎のおばさんに赤ちゃん預けるのは医局長としてどうなのかとか、
謎のおばさんを家に連れ込んで、奥さんと子供にどう説明するのかとか、

そんなん一切関係無くなります。

  1. 目の前に困ってる人がいる
  2. 助ける

本当に、それだけです。
「まあなんとかなるやろ」って感じです。

しかもそれで、マジでなんとかなっちゃってます。

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la belle verte11.png※『美しき緑の星』PVより引用

まんまとマックス宅に上がり込んだミラは、最初こそフロランス(奥さん)、ラウルとソフィー(子供達)に不審がられましたが(当たり前なんですが)、マックスの協力もあり、持ち前の不思議ちゃんトークで次第に一家と打ち解けていきました。

因みに、奥さんと子供に強モードの『接続解除』は使ってません。

故郷の仲間達に「慎重に使え」と釘を刺されているので、なるべく使わないように努力はしています。
(少なくともミラ本人的には)

さて、慎重に使わなきゃいけない『接続解除』の「強」。

これを、誰に使うかがミラの任務のカギになります。

序盤のシーンのように、その辺のおっさんおばさんを奇行に走らせたところで、何の解決にもならないのは明らかです。

ミラが地球を去った後も、地球人が自力で成長できるようにならなければなりません。

そのために、後世に広く影響を与えそうな人物を何人か『接続解除』して、長い時間をかけて良い影響を広げていってもらおうというのが、ミラの具体的なミッションになります。

というわけで、マックスに国会議事堂につれてってもらったミラ。

政治に関わる人達なんだから、重要人物に決まってますね。

重要人物なので、「フランス国民の自由」について熱弁している国会議員に『接続解除』をドーン!

すると、

議員A:酒もタバコも自由にやらせて病気になってもらえば病院も製薬会社もウッハウハ!ワイらも袖の下でウッハウハやで!やったじぇえッッ!!

議員B:ちょっとカメラ止めろ。

大惨事になってしまいました。

『接続解除』はあくまでも自分に素直になるビームなので、洗脳して良い人にする技ではないんですよね。

でも、この様子がオンエアーされたことで、フランス人は政治のことを真剣に考え直すことでしょう。

結果的にヨシ!

基本的なノリは序盤とあまり変わってません。

ミラはこの後も、行く先々で接続解除!接続解除!接続解除!して、結果的にヨシ!して回ります。

慎重どころかめっちゃ気軽に連発してますw

ミラ:なんか耳鳴りがする・・・。

しかし、楽しい接続解除ツアーも束の間、新たなトラブル発生です。

赤ん坊で充電したくて病院に行ったミラは、マーシャが泣いているのを発見。

ミラ:どうしたの?

マーシャ:この子、厚生局に連れてかれちゃう・・・親が居ないから・・・。

ミラ:よっしゃ!じゃあその前に連れて帰ろう!

マーシャ:誘拐やんけ。

ミラ:また耳鳴りがする・・・。

マーシャ:えっ

ミラ:とにかく何とかなるけん、連れてこう。な!

マーシャ:お、おう。

なし崩し的に赤ちゃんを連れて、マーシャ宅にお邪魔するミラ。

ついでに、マーシャの妹ソニアともお友達に。

しかし、

ミラ:なんか耳鳴りがする・・・。

さっきから耳鳴りが止みません。

なんか不安になってきたので、息子達にテレパシーを送ります。

メザユル(息子A):ああ、やっと繋がった!2日間も連絡無しで何やってたの?

ミラ:あの耳鳴りは着信音だったのね、めんごめんご。

メザユル:ていうか、そこに住んでるお姉さん、美人だね。

メザージュ(息子B):わっ、マジだ。お近付きになりたい・・・。

母親に似て、不穏なことを言い始めるメザユルとメザージュ。

しかしそこへ厚生局の魔の手が!

ミラはとっさに誤魔化しますが、うっかりおむつを出しっぱなしにしてたせいで、赤ちゃんを隠していたのがバレてしまいます。

いっけね!『接続解除』!

ドーン!

厚生局の人達は何もせずに去っていきました。

やったね☆

パワープレイで何とかしたミラですが、また別の人達が代わりがやってくるでしょう。

だから場所を変えたいので、マーシャとソニアと赤ちゃん(勝手にテオドールって名付けた)を連れて、マックス宅に転がり込み。

ちょっとノマド過ぎません?

一方その頃、ミラの故郷でノマド2号と3号が動き始めました。

息子達2人です。

お目当ては、さっきのテレパシーで見た美人姉妹。
行き先はもちろん地球です。

おいおい、大丈夫かこの一族w
というかフットワーク軽っ!

しかし、オーストラリア辺りに不時着しちゃったので、飛行機でパリを目指します。

ビザ?
搭乗券?

持ってるわけねえだろ!『接続解除』!

メザユル:もしもし、ママ?内緒で地球に来たけんね!

メザージュ:さっきの美人さん達の紹介よろぴく☆

ミラ:は?まあええけど・・・。

この母にしてこの子あり。

飛行機でパリについた後もやっぱりお家芸の『接続解除』で押し通ろうとします。

が、

流石に不審に思った他の職員達が、なだれ込むように追いかけてきました!

流石にヤバい!

迎えに来たミラお母さんが接続解除!接続解除!接続解除!で撃退ッ!!

めでたく合流した母と息子。

そして、流れるように看護婦姉妹を口説く息子達。

なんなんだこの一族はw

しかし、何人か関係無い人にも接続解除が命中してしまったようです。

因みに誤射された人達は演奏家で、これから演奏会がある模様。

心配で見に行くと、案の定指揮者ガン無視でフリーダムな演奏をし始めてしまいました。

やっべ!『再接続』しなきゃ!

説明しよう!
『再接続』とは、『接続解除』をもう一度喰らわせると元に戻すことができるのだ!

しかし、ミラさんはまた間違って誤射してしまいます。

観客席からじゃ微妙に遠いからね。
しかたないね。

接続解除の犠牲者が増えて、更にカオスと化す演奏会。
ギャラリーは大パニックです。

とはいえ、好き勝手バイオリン弾きまくって不協和音になってる様子は無く、ジャズの演奏みたいになっています。

ここは(どういうわけか)普通に良い曲なので、ぜひ映像で見てほしい場面ですね。

その後も、いつものやつ(どっかに出向いて接続解除する)を何回かやります。

サッカーの試合をめちゃめちゃにしたり、車にキズいってブチギレてくるおっさんを全自動ありがとうマシーンに作り変えたり。

最後の最後まで平常運転です。

そして場面は、ミラ達が故郷に帰るシーン。

すっかり打ち解けたマックス一家と涙の別れです。

充電用に愛用していた赤ちゃんと、看護婦姉妹をお持ち帰りして、地球を後にします。

マックスは当然、『接続解除』されたままです。

これからは、医者の立場を活かして、地球を良くしてくれることでしょう。

めでたしめでたし、ちゃんちゃん☆

映画『美しき緑の星』でカットされた部分

割と端折って書きましたが、『美しき緑の星』のストーリーはこんな感じです。

そうですね、結構力技で押し通す場面が多かったと思いますw

言葉など要らぬ!接続解除!

すももくん
すももくん
またつまらぬものを接続解除してしまった・・・。

終始こんなノリが続く映画ですが、冒頭でも書きました通り、カットされた問題のシーンがいくつかあります。

amazonとかで買える書籍版と映画版を見比べた限りでは、映画には以下のシーンが見当たりませんでした。

  • 噴水でテレパシーしてたら、警備員さんに追っかけられる
  • 地下鉄のホームレスが、資産家達の既得権益を守る構造を批判する
  • 病院や製薬会社と癒着している国会議員
  • 150年後の国民議会が、極端な女尊男卑になっている
  • チャリティーを募るテレビ番組(実際にモデルがあるらしい)が、寄付を着服してることを暴露

全体的に、「あー、圧力とかあったんだろうな・・・」って感じのシーンばかりですね。

因みにしれっとあらすじに書いてしまいましたが、議員が「タバコも酒もやらせて云々」は、上記リストの三番目のシーンにあたります。
映画には出てきませんw

映画『美しき緑の星』から学べること

分かり合うために必要だった『接続解除』

『美しき緑の星』を観て学べることはたくさんあると思います。

例えば、『接続解除』。

劇中の地球人は、ミラの言うことは全く理解できませんでした。

まあそもそも理解する気がない人がほとんどだったんですが、マーシャのように、純粋に理解に苦しんでいる人もいました。

これこれこういうわけだから一肌脱いで!
がってんでぃ!
とはならないわけです。

これは、ミラの伝え方に問題があったというわけでは・・・まあ、大いにあったんですがw、人間が常識に縛られる生き物だからというのが問題なんですよね。

常識的に考えて、「赤ちゃん抱っこするだけで飲まず食わずで生きていける」と主張する身元不明のおばさんなんて信じる方がおかしいです。
どう見ても人攫いです。

でも実際は、ミラには何の悪意も無かった。
赤ちゃんは攫っていったけど。

だから一旦常識を捨てて、フラットに物事を見なきゃいけないんですけど、そう簡単にできたら苦労はしない。

固定観念を捨てるなんていうのは、普通は一生かかって向き合うべきものです。

かといって、出会う人出会う人にいちいち何十年もかけて説得するのも現実的ではありません。

慎重に使うべき『接続解除』を連発せざるを得なかったのも、ちょっとだけ頷ける話ですね。(ちょっとだけ)

ミラの『耳鳴り』について

また、地球に降り立ったミラが耳鳴りを体験するのも、興味深いシーンです。

例えば電話の着信音なら「電話だ」と認識できるし、目覚まし時計の音なら「もう起きる時間だ」とすぐ分かります。

でも、ミラが息子達から受信したテレパシーは、『耳鳴り』なんですよね。

「耳鳴りがする、息子達からかしら?」

じゃなくて、

「なんか耳鳴りがする・・・何だろう・・・」

なんですよ。

わたしがこのシーンを観た時、DVDのパッケージ裏にこう書かれているのを思い出しました。

あなたが地球にやってきた目的を思い出す

この時ふと、一つのシナリオが脳裏をよぎりました。

定期的に耳鳴りがするミラ。

特に気に留めず、単身で地球任務を続行する。

耳鳴りの正体は分からないまま。

次第に耳鳴りはしなくなり、体は汚染まみれの地球に適応していく。

やがて、お腹も空いてくる。

赤ちゃんを抱っこしても充電できない。

というか、自分はなんで赤ちゃんを抱っこしてたんだろう?

そもそも充電って何?

公園でハンバーガーを頬張りながら、ミラは虚空を見つめて呟いた。

「私、こんなところで何をしているんだっけ・・・?」

みたいな感じ。
そんでもって、終盤で息子達が助けに来る、みたいな。
で、「地球にやってきた目的を思い出したわ」みたいな。

もちろんですが、こんなシナリオはありません。

でもこれは、わたし達地球人にも十分あり得る話だと思っています。

まさか、本当は地球じゃなくてどこぞの星で生まれたとまでは思ってません。

すももくん
すももくん
実はクリプトン星で生まれたスーパーヒーローで・・・

でも、本来の目的を忘れて時間を浪費してしまう、というのは、日常生活でもよくある話です。

Wikipediaの関連項目巡りやニコニコ動画。
pixivにTwitter。

5分くらいで終わる調べ物のためにぐぐって見たはいいものの、いつの間にか見るつもりも無かったニコニコ静画の(正直面白くない)マンガにどっぷりハマってしまったり。

こんなことをしている場合じゃないと分かっていても、なかなか止められない。

そして、気が付いたらもう夜。
今日やらなきゃいけないことは1ミリも終わってない。

そういう日を過ごしてしまったことは、1度や2度じゃ無いと思います。

人によって夢や目標は様々ですが、『耳鳴り』にはちゃんと耳を傾けた方がいいですよね。

この映画の『耳鳴り』は、違和感を表現しているんだと思います。

「今時間を無駄にしてるなー」とか、「考え無しに動いてるなー」という、なんとなく感じる違和感。

それを誤魔化さずに向き合って生きることが、「あなたが地球にやってきた目的」を思い出すためのヒントなのかなと思いました。

さいごに

今挙げたのは、『美しき緑の星』から学べることのほんの一部分なんだと思います。

毎年上映会をしているようなガチ勢なら、もっと深い気付きを、もっと多く得られるかもしれません。

『美しき緑の星』はコメントに困る映画です。

正直、ついていけないシーンも多いです。

でも、繰り返し観ることで、今までは分からなかったような発見がきっとあるんじゃないかと思います。

本日は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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